見上げた雲がハート形

わたしと、煌めくスターのおはなし

また君に逢うためのさよならをします

 

少年たち 君にこの歌を

 

千穐楽おめでとうございます

 

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そして、35公演 おつかれさまでした・・この状況下で 足をとめずにエンタメを届け続けてくれた 少年たちに関わっているみなさまには感謝しかないです。ほんとうにほんとうにありがとうございます(泣)

 

若手の登竜門といわれる 少年たち。

今まで座長をつとめてきた先輩たちよりも 若くしてバトンを受けとった彼ら。わたしの意見だけど グループの色が先輩たちとはちがうと思った。そんな二組がつくる少年たち はどんなものになるんだろう… と とってもわくわくしていた。

個人的なことを話せば 美 少年 というグループで舞台に立つたいしょうに 少年たちではじめて逢う。グループの輪にいるときのたいしょうはどんな姿を見せてくれるのか たのしみでしかたなく、寝る前は毎日指でカウントダウンして 折り曲げる指がふえるごとに たのしみな気持ちを重ねていた。

 

そして迎えた当日。きらきらのアイシャドウを瞼に塗って お気に入りのお洋服と香水を身に纏い 今のじぶんができる最高のおめかしをして演舞場へ向かった。ひとりだから 開演前に入るようにしようと思っていたけれど 緊張しているせいか予定よりはやく到着してしまいけっきょく入場時間ぴったりに入場。(笑)席について 震える手で写真を撮ったりしているうちに 刻々と時間はすぎていた。はじまりを知らせるブザー音が鳴り開幕。

 

伝統を受け継ぎつつ、はっきりと彼らの色に染まっていた。心から期待していたのに その想像を遥かに超えてきたので、ほんとうにほんとうに胸がいっぱいで 公演後はなにもことばに表すことができなく、もどかしい気持ちにもなる。

若い彼らだからこそ 届けられる思い、蒼く繊細な世界観、表現できる感情のかたち があるのだと 感じた。だれかを大切に思うが故に背負ったもの その行動の未熟さ… 美 少年 と HiHi Jets が作りあげる「少年たち」はまさに 少年たちの葛藤 そのものだった。

ああ、ほんとうに良い作品を届けてくれたな… と今も思い出すたび余韻に浸ってしまう。

 

 

わたしの胸にいちばんふかく刻まれているのは いわゆる、ゆとたいのシーン。と 一口にいってもたくさんある。

たいしょうはゆうとが少年院に入ったことに責任を感じていて 素直になれないまま ゆうとにあたってしまう。そのシーンでふたりはRival を歌う。下から吹き出すスモークを挟んで睨み合うふたりが目にうつり、魂を込めた歌声が耳の奥に響く。 さっきまで荒らげていた声とはちがう 芯があって伸びのある声。でもアイドルをしているときの歌声とはちがう 戸惑い 怒り を感じさせる力強い声。感動のあまり 体全体に力が入って瞬きすら忘れていた。

そして脱獄のシーンもわたしの胸にふかぶかとのこっている。先にみんなを逃がし その場に残ったふたりは背中合わせに立ち、ゆうとは「背中は頼んだ」とたいしょうに言った。そこでふたりの関係がぜんぶ表れているな… と思いながら物語の展開に鼓動はどんどん速まっていた。そのとき「ずっと一緒にいるぞ」と ゆうと、それに対してたいしょうは ふっと笑った。その瞬間が忘れられない。理解し合えないぶぶんもあるけれど お互いの強み 弱み を知り尽くしているようなふたり。君にこの歌を ではいつも冷ややかなたいしょうが泣き崩れているところを ゆうとがいちばん支えてくれていた。21番のゆうと と 23番のたいしょう、まちがえなく今の 岩﨑大昇 と髙橋優斗 だから作れる空気感だった。

 

 

 

そしてさいごの「We'll Be Together」も忘れられない宝物の時間だった。真っ白で たくさんのキラキラが埋め込まれた 王子様のような衣装を身に纏った だいすきな、だいすきな たいしょうが目の前にいた。やさしく微笑むいつものたいしょう。未来を見据えるような まっすぐで どこか儚いような目。心にすっと降り注ぐ 芯があって伸びのある、でもやさしく包んでくれるような歌声。目をつむって上を見上げ 自分でないパートを口ずさむ横顔。ぜんぶぜんぶ だいすきなたいしょうだった。この時間がずっとつづけばいいのに、そう思った。でもそうはいかないので また逢うためのさよならをした。

幕がおりる瞬間、彼は微笑みながら 両手を振っていた。わたしは感動と寂しさの涙を流しながらも もらったしあわせを表情にして手を振り返した。

 

まるでその時間だけ夢の中に連れ去られていたみたいにふわふわしていた。でもまちがえなくてさいごに見た顔が 未だに残像としてあたまに浮かびますその顔を思い浮かべるたびに がんばろう と思えるよ。

作品と共に 感動や勇気 幸せや希望を届けてくれてありがとう。つぎ 逢える日を待ちわびながら なんでもない日々も大切に 丁寧に 重ねていこうと思う。

 

あらためて、完走 おめでとう!

何度でも言うよ、この未曾有の事態のなか エンタメを届けつづけてくれて ほんとうに ほんとうに 

ありがとう!

 

これからの 二組の活躍を心の底からたのしみにしています。

 

 

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@23 🔴